今日はハロウィン🎃
「かぼちゃ泥棒の末路」
商店街の八百屋で、毎年人気の「特大かぼちゃコンテスト」。優勝者には温泉旅行券が出る。
近所のケンジは狙っていたが、どうしても巨大かぼちゃが育たない。
夜中、ライバルの畑に忍び込み、立派なかぼちゃをひとつ拝借。
翌朝、堂々と出品したところ、審査員が言った。
「これは……本物のかぼちゃではありませんね?」
切ってみると、中から“おばけカボチャまんじゅう”の箱が!
ライバルがハロウィン用に飾っていた食品サンプルを盗んでいたのだ。
温泉旅行どころか、商店街LINEグループで“かぼちゃ泥棒”のスタンプが作られ、永久使用。
――今年の仮装大賞は、ケンジの“恥ずかしい泥棒おばけ”で決まりだった。
「幽霊たちの仮装大会」
 深夜の墓地。おばけたちは年に一度の仮装大会で盛り上がっていた。
ドラキュラ風ゾンビ、マミー風幽霊、白装束にサングラス。
一番の注目は、新入りの「かぼちゃ頭の幽霊」。
「人間界のトレンドを取り入れてみました!」と張り切る。
だが、午前0時を過ぎると、突然スーッと姿が薄れていく。
「おい!かぼちゃ、お前消えてるぞ!」
「え?Wi-Fi切れた?」
「お前、生きてる人間だろ!」
慌てて逃げ出す大学生の拓也。
翌朝ニュースに「墓地で仮装青年、幽霊たちを驚かす事件」。
――まさかの“おばけが人間にびびる”逆ハロウィンだった。
「おばあちゃんの手作りホラー」
 孫のハロウィンパーティーに張り切るおばあちゃん。
「おばけクッキー作るで~!」と、粉と卵をまぜまぜ。
焼き上がったクッキーは、どう見ても“顔がリアルすぎる”ホラー仕様。
子どもたちは絶叫、「こわい!」「動いた!」。
「なに言うてんの、愛情たっぷりやで」とおばあちゃん。
その時、クッキーが本当にピクピク……!?
実は生地に入れたのは、孫が持ってきた理科実験用の“発酵菌培養液”。
会場中が騒然となるなか、孫が一言。
「ばあちゃん、やっぱり天才やな。世界初、自己主張するスイーツや!」
――かぼちゃ味のホラークッキー、今年の流行スイーツに認定。
2025.10.31  弁護士 川原俊明

                   
                
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