「庶民の中にもノーベル級がある!」
阪口志文さんノーベル賞受賞記念 2025.10.7 弁護士 川原俊明 🫘「納豆職人の奇跡」 うちの祖母は、納豆作りの名人だった。 ただの大豆を一晩水につけ、藁にくるんで、布団の中へ。 「温もりが発酵を呼ぶんや」と言っていた。 冬の朝、布団をめくると、湯気の中にふわりと立ちのぼる香り。あれが我が家の“科学の瞬間”だった。 祖母いわく、「失敗も多いんや。夏は腐る、冬は凍る」。それで...
大阪・関西万博悲喜こもごも
迷子になったのは…おっちゃん? 大阪万博の会場、迷子センターには毎日のように子どもが連れて来られる。 ある日、係員がマイクで「迷子のお子さん、○○ちゃんのお父さーん!」と呼びかけていたら、なぜか白髪のおっちゃんが元気よく手を挙げて走ってきた。 周囲は「いや逆やろ!」と総ツッコミ。 聞けば、このおっちゃん、最新AIロボットの展示を見に行くはずが、気づいたらフードコートに吸い込まれて、ソース...
箕面ハイキング🚶♂️🚶♀️🚶
箕面の滝と地獄谷を越え、勝尾寺へ ― 緑に抱かれた祈りの道 一 阪急箕面駅から始まる旅路 8月23日朝、私たちは阪急箕面駅に集合し、夏の光に包まれた山の入口に立ちました。 駅前の賑わいを離れ、滝道へと足を踏み入れると、両側から伸びる緑の木々がトンネルを作り、心地よい影を落としていました。 右手には清流が流れ、岩肌に水がはじける音が響きます。 その川には「天然記念物・オオサンショウ...
七夕の不思議な出会い🌠
銀河鉄道と切符売り 七夕の夜、終電を逃した私は、ひとけのない駅でぼんやりしていた。 「終電は終わりましたよ」――声の主は、駅の片隅に立つ、年季の入った切符売りだった。 「ここから、銀河鉄道に乗れますよ」 冗談かと思ったが、男の目は本気だ。ふと手渡された切符には、「天の川・片道」とある。 「乗れば、願いが一つ叶います」 半信半疑で改札を抜けると、ホームには、青白く光る汽車。乗り込...
今日は、父の日! ・・・愛の物語❤️❤️❤️
パパのひげは魔法のしるし 「パパのひげって、なんでチクチクするの?」と聞いたある朝。 「それはね、パパが家族を守るためのヒーローだからさ!」と、ちょっと照れながら言ったら、5歳の娘が目をきらきらさせて、こう返してきた。 「じゃあ、パパは“ひげレンジャー”なんだね!」と。 その日から我が家では、私が朝ひげを剃ると「ひげレンジャー、変身ちゅう~!」と掛け声が飛ぶように。 お風呂上がりには「今...