今日はハロウィン🎃

「かぼちゃ泥棒の末路」 商店街の八百屋で、毎年人気の「特大かぼちゃコンテスト」。優勝者には温泉旅行券が出る。 近所のケンジは狙っていたが、どうしても巨大かぼちゃが育たない。 夜中、ライバルの畑に忍び込み、立派なかぼちゃをひとつ拝借。 翌朝、堂々と出品したところ、審査員が言った。 「これは……本物のかぼちゃではありませんね?」 切ってみると、中から“おばけカボチャまんじゅう”の箱が! ...

10月のハイキング

朝起きて、まずはカーテンを開ける。 ――やっぱり、雲。どんよりとしたグレー。 「今日の天気、大丈夫かな?」 スマホで天気予報を何度も確認する。 幸い、雨は午後2時以降とのこと。これならなんとかなる。 今日は、月に一度の“同窓会ハイキング”の日。 気心の知れた仲間たちと、秋の空気を感じながら歩く一日。 それぞれに家庭や仕事があって、集まるのは年に数回だけれど、顔を合わせると、す...

ショートストーリー「日本初の女性首相誕生」

🌀第一話:「ファッション会見」  新首相の初会見。報道陣は緊張の面持ち。 ところが、首相が壇上に立った瞬間——カメラのフラッシュが一斉に炸裂。 記者A「えー、政策よりも…そのスーツのブランドは?」 記者B「首相、今日のリップはどこのメーカーですか?」 首相は笑顔で一言。 「ええ、政策は“経済の立て直し”、リップは“国民の笑顔を守る色”です」 会場、大爆笑。 その夜、SNSのトレンド...

「庶民の中にもノーベル級がある!」

阪口志文さんノーベル賞受賞記念 2025.10.7  弁護士 川原俊明 🫘「納豆職人の奇跡」 うちの祖母は、納豆作りの名人だった。 ただの大豆を一晩水につけ、藁にくるんで、布団の中へ。 「温もりが発酵を呼ぶんや」と言っていた。 冬の朝、布団をめくると、湯気の中にふわりと立ちのぼる香り。あれが我が家の“科学の瞬間”だった。 祖母いわく、「失敗も多いんや。夏は腐る、冬は凍る」。それで...

大阪・関西万博悲喜こもごも

迷子になったのは…おっちゃん?  大阪万博の会場、迷子センターには毎日のように子どもが連れて来られる。 ある日、係員がマイクで「迷子のお子さん、○○ちゃんのお父さーん!」と呼びかけていたら、なぜか白髪のおっちゃんが元気よく手を挙げて走ってきた。 周囲は「いや逆やろ!」と総ツッコミ。 聞けば、このおっちゃん、最新AIロボットの展示を見に行くはずが、気づいたらフードコートに吸い込まれて、ソース...