今日は、父の日! ・・・愛の物語❤️❤️❤️
パパのひげは魔法のしるし
「パパのひげって、なんでチクチクするの?」と聞いたある朝。
「それはね、パパが家族を守るためのヒーローだからさ!」と、ちょっと照れながら言ったら、5歳の娘が目をきらきらさせて、こう返してきた。
「じゃあ、パパは“ひげレンジャー”なんだね!」と。
その日から我が家では、私が朝ひげを剃ると「ひげレンジャー、変身ちゅう~!」と掛け声が飛ぶように。
お風呂上がりには「今日も守ってくれてありがとう」と、ぎゅっとハグ。
世界で一番ふわっとあたたかい称号を、彼女がくれた気がした。
ちいさな給料日
小学2年の息子が、急におこづかい帳をつけ始めた。何か欲しい物でも?と尋ねると「ひみつ!」の一点張り。
そして今日、父の日の朝、封筒を渡された。
「パパ、いつもありがとう! これは“がんばったで賞”のお給料!」
中には、10円玉が15枚と「ぎゅうにゅうひきかえ券」が1枚。
飲み物代より嬉しくて泣ける、まるで夢のボーナス。
今夜はその“ひきかえ券”で、人生一番甘い牛乳を飲むつもりだ。
ひざのうえ、永遠の指定席
中学生になった娘が、昔よく言ってた言葉。「パパのおひざが、世界でいちばん安心する」
最近は照れて距離ができたなと思っていたけれど、今朝のこと。
出かける私に小声で「パパ、今日ひざの上、空いてる?」と。
え?と驚くと「ちょっとだけ、子どもに戻ってもいい?」とにっこり。
無言で差し出したひざに、そっと座った娘のぬくもりは、あの頃のまんまだった。
たぶん、今日一日分のエネルギーは、それで満タンになった。