柳生街道を歩く

〜忍辱山から春日大社へ、歴史と自然に包まれた一日〜 2025年7月20日。私たち13名の同級生は、奈良にある歴史の古道「柳生街道」を歩きました。 真夏のハイキングは、体力面や熱中症のリスクを考えると、やや無謀とも言える挑戦だったかもしれません。ところが山中に入ると、生い茂る木々が強い日差しを遮り、体感気温は市街地よりも5度ほど低く、とても快適に感じられました。まるで自然が歓迎してくれて...

日本初の仮処分決定獲得!!

本日、7月15日の朝日新聞にて中傷アカウントの削除命令という記事が掲載された件について記述していきます✒️ 🎯なにが起きたの? 東京地裁で、弁護士法人・川原総合法律事務所が、巨大SNS運営会社「メタ」(旧Facebook社)に対して仮処分を申立てた事件。しかもその中身は「誹謗中傷コメントだけでなく、そのコメントを発信したアカウント自体を削除してほしい!」というもの。 そしてなんと、裁...

第二回万博研修記録

                                                                 弁護士 川原俊明 2025年7月11日、私たち法律事務所の有志メンバーは業務を少し早めに切り上げ、再び大阪・夢洲(ゆめしま)の万博会場に向かいました。 これは、去る5月22日に実施した第一回研修に続く第二回目の研修であり、日頃の業務に励むメンバーの慰労と親睦を兼ねた...

選択的夫婦別姓制度の実現を通じて、女性の自由と尊厳を取り戻す

「名前を選ぶ自由が、人生を選ぶ自由になる」 ― 選択的夫婦別姓の実現が、女性の未来をひらく ― はじめに ― なぜ「姓」が問われるのか 日本では、結婚する際に夫婦が「同じ姓を名乗らなければならない」という民法上の規定(民法750条)が存在しています。 世界に目を向ければ、これは極めて異例な制度です。 国連加盟国190以上のうち、日本だけが「法律上、夫婦同姓のみを認める国」となっており...

「ジェンダー後進国」日本への警鐘  ―法と教育で未来を変えるために―

今、私たちが立っているこの国、日本。 世界の先進国を自認し、経済力や技術力では高い評価を受ける一方で、国際社会から「ジェンダー後進国」として冷ややかな視線を浴びています。 2024年の世界経済フォーラム(WEF)の「ジェンダーギャップ指数」において、日本はなんと146か国中118位という低迷した順位に甘んじています。 これは、アイスランド、フィンランド、ノルウェーなどの北欧諸国が常にトッ...